現在借金の過払い金調査中!債務整理中でも連帯保証人になれる?

現在借金の過払い金調査中!債務整理中でも連帯保証人になれる?

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2018.09.17

債務整理中に子供の奨学金の連帯保証人になれる?

奨学金の連帯保証人の条件について

結論から言えば、債務整理中の人は奨学金の連帯保証人になることはできません。
また、数百から数千万円規模に上る奨学金には、何らかの保証無しで貸与されることはまずありません。

国内のスタンダードな奨学金といえば日本育英会の名でよく知られる「日本学生支援機構(JASSO)」がサポートする奨学金制度です。すべての大学や短大、ほぼすべての専門学校で申し込むことができます。

日本学生支援機構から奨学金の貸与を受けるには、「人的保証制度」と「機関保証制度」を選択する必要があり、「人的保証制度」を選択した場合は必ず連帯保証人が必要になります。
親権のある「父母」、もしくは15歳以上離れた兄弟姉妹・おじ・おば等の4親等以内の親族に連帯保証人の資格があります。

ただし連帯保証人の条件の中に「債務整理中(破産等)でないこと」という項目が明記されています。それでは、「過払い金請求中の身としては連帯保証人をあきらめるしかない」ものなのでしょうか?
実はまだ可能性は残されています。もし今手続きしている債務整理の内容が「破産」ではなく「過払い金請求」なのだとしたら、法的な意味での債務整理に該当しない場合があるのです。

債務整理とみなされない過払い金請求とは?

実は過払い金請求がすべて債務整理とみなされることはありません。
もし、すでに完済した借金において払いすぎた利息を取り戻すための過払い請求なのだとしたら、それは債務整理という定義にはあてはまらないのです。

したがって、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれる信用情報機関に登録されることもありません。
過払い金の返還請求権には「最後の返済日から10年以内」という10年リミットがあります。「子供が大学を卒業するまで待とう」という判断はみすみすお金を取り戻すチャンスを失うことになってしまいます。

ですから、奨学金の連帯保証人と並行して過払い金請求について手続きを進めても、まったく問題はありません。安心して正当な払いすぎた利息を取り戻すための過払い金請求手続きを進めてください。

しかし、現在進行形である借入金返済分への過払い金請求については全く違う見方がなされます。
結論から言えば、返済中の過払い金請求は「債務整理」とみなされ、よって信用情報機関に登録されることになります。

現在返済中の借金に対する過払い金請求は、通常「任意整理」と呼ばれる弁護士などに依頼して、借入先に「支払えなくなった」借金や利息の減額を交渉する中の一環だからです。

しかし、このようなケースでも連帯保証人になれる可能性がゼロになるわけではありません。
もし、取り戻すことに成功した過払い金その他の資金を充当し、結果として借入金が完済できた場合です。

事故情報はすぐに削除され信用情報機関に登録されることもありません。
したがって、「債務整理中」であることを理由に連帯保証人の資格を失うことはないのです。

奨学金に連帯保証人をつけなくてもよい方法とは?

とはいえ、債務整理以外にも奨学金の連帯保証人の設定が難しいという場合もあるものです。
その場合には「機関保証制度」を利用する方法があります。前述の日本育英会奨学金の場合、「公益財団法人日本国際教育支援協会」が連帯保証機関となります。

一定の保証料の支払いが必要となり、具体的には毎月の奨学金から保証料が差し引かれることになります。

たとえば「国公立4年制大学・自宅外」の学生が、在学中の4年間に月額51,000円の貸与を受け、トータル2,448,000円の保証料は月額1,821円(返還回数180)となります。このように、両親が債務整理中などのケースで連帯保証人の引受先が見つからない場合でも救済措置が用意されています。

確かに保証料というコスト面でデメリットもありますが、連帯保証人や保証人を無理に探す必要はありません。また万一返済できなくなった時に迷惑をかけるリスクもないのです。
将来の大きな財産となる学業を支援する制度として、検討に値するものです。

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