借金の債務整理の件数は増えている?減っている?推移をチェック!

借金の債務整理の件数は増えている?減っている?推移をチェック!

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2018.09.17

借金を整理することが債務整理

債務整理の種類

債務整理とは簡単にいうと借金を少なくするための手段です。債務者は弁護士や司法書士を通して債権者とやりとりをし、利息分のカットや返済の過払い金の返還、借金の減額などを行います。
一言で債務整理といってもその種類は以下の通りいくつかあります。

  • 過払い金請求
  • 任意整理
  • 民事(個人)再生
  • 自己破産

まずはこれらの債務整理の概要について確認していきましょう。

過払い金請求

過払い金とは債権者に対して多く支払いすぎていた利息のことです。以前の債権者はグレーゾーン金利と呼ばれる利息制限法の上限を超える額の利息を債務者に支払わせていました。本来支払うべき利息よりも多めにお金を支払っていることから、この多めに支払った分が過払い金として債務者の手元に戻って来るのが過払い金請求です。

過払い金は長年借金を返済している人によく見られるため、百万円単位のお金が戻ってくることもなかにはあります。

任意整理

任意整理とは簡単にいうと、貸金業者との交渉を行い、借金額の減少や金利の見直しを行う債務整理の方法の1つです。交渉次第ですが、成功すると借金額は減るので生活に余裕が生まれる可能性があります。

任意整理はあくまでも債務者と債権者の任意によって行われるものであり、債務者の借金減額の要望に対して債権者は必ず応じなければいけないというものではないので、その点は注意してください。

しかし、任意で行うということもあり、後ほど紹介する自己破産とは異なり周囲の人たちに借金の存在や債務整理を行ったことがバレる心配がありません。

民事(個人)再生

民事(個人)再生とは、借金を返済することが困難であることを裁判所に認めてもらうことで、借金の額を減らすことができるというものです。借金の金額に応じて減少する額に違いはありますが、借金総額の5分の1にまで減額される場合もあります。あくまでも減額なので、借金は残りますが、一気に額が減るので借金に悩む方は覚えておくと役に立つかもしれません。

自己破産

財産がないために、借金を返済することができない人が利用するのが自己破産です。裁判所に支払い能力がないことを認めてもらうと、借金が全てなくなり、返済が免除されます。借金が全てなくなるという点は大きなメリットですが、場合によっては家や車など資産の差し押さえが発生することもあるので、家や車を手放すことになる可能性もゼロではありません。

また、自己破産をするといわゆるブラックリストに載ることになるため、クレジットカードを作ることや新たな借り入れをすることが難しくなります。

債務整理の件数の推移は?

4つの債務整理のうち、過払い金請求と任意整理に関しては債権者と債務者、そして弁護士や司法書士との間で行われ、裁判所を通さない手続きであるため具体的な数字は不明です。
一方の民事(個人)再生、自己破産に関しては裁判所を通す手続きなので件数の推移を把握することができます。

過去10年間(個人再生に関しては過去9年分)の12月の自己破産の件数および個人再生の件数を確認したところ以下の通りになりました。
(自己破産は2008年〜2017年/個人再生は2009年〜2017年)
自己破産:13029件→12863件→12082件→ 9516件→ 8204件→ 7098件→6714件 →7034件→6956件→7573件

個人再生:2151件→1738件→1101件→869件→795件→782件→901件→976件→1160件
過去10年もしくは9年で自己破産、個人再生の件数自体は大きく減少しています。一方で、以前よりは少ないものの、近年では再び増加傾向にあります。

この減少の背景には先ほど触れた「グレーゾーン金利」が禁止されたことに加え、借金の額が原則として年収の3分の1に制限される「総量規制」の導入により、借金額自体が減ったことが影響しているようです。

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