消費者金融モビットで借りたお金が返済できない時の対処法について

モビットは知名度のある会社なので、利用した事のある人も多いのではないでしょうか。借りたお金は返すのが原則ですが、利用者が多いので返済が難しくなり債務整理を検討する人も少なくはありません。そこで今回は、モビットで借金返済ができなくなった時に債務整理に応じてくれるのか、応じてくれた場合に得られる効果についてをまとめていきます。

目次

モビットとは?

モビットとは三井住友フィナンシャルグループの会社の1つで、正式名称を「SMBCモビット」といいます。モビットは消費者金融を扱う会社であり、キャッシングやカードローンという形で貸金サービスを提供しています。モビットを利用できる人は、満20歳以上から69歳未満の安定収入がある人です。安定収入があればアルバイトや自営業でも申し込みができますが、主婦などの収入がない人や、年金収入しかない人は利用する事ができません。
モビットの大きな特徴としては、最短30分で審査が終わり即日融資も可能な事があげられます。申し込み前にも10秒でわかる簡易審査結果が表示され、融資の可否と借入限度額をすぐに知る事もできます。また、WEB上で申し込みが完結できるのもポイントです。もちろんモビットのローン申し込み機でも行えますが、WEB申し込みであれば職場などへの電話確認がされないというメリットがあります。モビットは急いでお金を用意したい人、電話でのやりとりや会社への連絡が嫌な人に向いています。ただしモビットは消費者金融になるので、総量規制の対象です。総量規制とは年収の3分の1までしか貸金業者からは借入できないという規則なので、年収によっては借入限度額が少なくなる場合もあります。

モビットの借金は債務整理できるのか

借金返済ができない場合、モビットでは任意整理に応じてくれるとされています。任意整理とは債務整理の方法の1つで、弁護士が債務者の生活が破綻しないように交渉してくれる手続きです。個人再生などと違い裁判は介さず、債権者との任意の話し合いによって行われます。任意であるため規制などが厳しくなく、債務整理の中でも基本的な手続きという位置付けです。弁護士が代わりに交渉してくれる手続きになるので弁護士相談は必要となりますが、任意整理を行えば自宅に郵便物が届いたり、電話がかかってくる事はなくなります。その為会社や家族に知られたくないという人も、任意整理をする事でそのリスクを減らす事ができるのです。  

モビットでは3か月間滞納していたとしても、任意整理に応じてくれるケースがあります。ただし滞納中にモビットから債権譲渡がされ、他の会社に債権が移動している事もあるので注意してください。任意整理は申請から和解まで3か月程度かかるとされていますが、合意する事で得られる効果は大きいです。主な効果としては将来利息のカットと、その返済期間を1年から5年までの間に設定してもらえる事があげられます。しかしあくまでもこれらは相場になるので、返済状況や弁護士との話し合いによっては変わる可能性がある事も理解しておく必要があります。
将来利息とは、返済を続けていた場合に今後払う必要があった利息の事です。任意整理によって将来利息のカットに合意した場合、その時点から利息が発生しなくなります。利息のカットだけでは大したことないと思われやすいですが、返済額によって完済までに元金の20%から50%程の利息を払う必要があるので、将来利息をカットする事だけでも返済総額を減らす事ができるのです。また経過利息も一緒にカットできる場合が多いとされています。経過利息とは任意整理を申請してから合意に達するまでの間に発生する利息の事で、相場でいえば3か月分の経過利息をカットできる事になります。 

将来利息カットにより利息が発生しないため、返済期間は出来るだけ長く設定してもらえる方が返済の負担を少なくする事ができます。相場としては3年から5年で借入元金を返す事が多いですが、返済実績や弁護士との話し合いによっては1年となる事もあるそうです。借入額と返済期間によっては、月々の返済が少なくなるというメリットがあります。 

借金元金を減らす方法として、過払い金請求を行いたいと検討している人もいるかもしれませんが、モビットでは過払い金は発生していません。そもそも過払い金とは支払い過ぎていた利息の事なのですが、これは規定以上の金利を設定している場合に起こるものです。2000年の創業当時から低金利で貸金サービスを提供しているモビットでは、例え古い契約だとしても過払い金が発生している事はないとされています。

任意整理を利用して完済を目指す方法もある

モビットでは任意整理に応じてくれるので、借金返済ができない場合でも生活を破綻させずに完済を目指せます。もちろん任意なので、どの程度の効果が得られるかは決まっていませんが、将来利息の免除だけでも返済総額に大きな差が生まれます。計画的に返済できるのが1番ではありますが、どうしても難しい場合は任意整理を利用するのも1つの方法です。

(Visited 15 times, 1 visits today)