【借金を早く返す方法】効果的な借金の返し方について
借金返済はなかなか辛いもの。長期に渡って返済のためのお金を用意しなければならないのですから、借金をする前の生活を続けていては、いつまで経っても返し終えることができないかもしれません。大切なのは生活を見直し、返済のためのお金を捻出することです。
ここでは借金を返すために行うべき生活スタイルの見直しについて紹介しています。
目次
まずは現状を見直そう
借金返済生活を送る上でまず大切なのが、自分の現状をしっかりと見直すことです。借金の返済は年単位の時間がかかります。闇雲に頑張っているだけでは思ったように返せないかもしれませんし、途中で息切れして倒れてしまう可能性もあります。だからと言って借金する前と同じ生活を送っているようでは、いつまで経っても完済できません。まずは借金しているという事実を受け入れ、自分の置かれた状況をしっかり認識するようにしましょう。
借金を繰り返しているという人は、借金の理由を一度はっきりさせることも重要です。そうしなければいつまでも借金生活から抜け出せなくなってしまいます。ギャンブル依存や買い物依存など、専門家の治療が必要な場合もあるため、一度冷静に自分の生活を見直すことが大切です。
まず行うべきは借金の総額の把握です。現在の借金額が分からなければ効率的な返済計画も立てられません。複数社から借りている場合はその合計金額を出してみましょう。借りている業者は分かっているが、金額までは分からない、というときは開示請求を行って取引履歴を教えてもらうことになります。借入先も不明確だというときは、信用情報機関に開示請求を行います。信用情報機関は個人の信用情報をまとめて管理している民間企業で、クレジットカードやローンサービスの申し込みや返済履歴など全てを把握しています。CIC、JICC(日本信用情報機構)、全国銀行個人信用情報センターという3つがあるので、ここに開示請求を行えば、自分の借金情報を知ることができます。
借金の総額が分かったら、長期的な返済計画を立てていきます。必要に応じてファイナンシャルプランナーなどの専門家も頼るようにしましょう。無料相談会などを利用するのもおすすめです。
借金がある事実を周囲に話せない、という人は多いものです。しかし一人で借金を抱え込んでいると、精神的に追い詰められてしまいます。家族や親しい人には借金の事実を話し、精神的なサポートを受けるようにしましょう。借金したことに対して責められてしまうかもしれませんが、一人で追い込まれてしまうよりはずっといいはずですし、理解が得られれば精神的にずっと楽になります。”
固定費を減らすためのポイント
借金を返していくためには、家計簿を付けて家計を管理することが必要です。その上で月にいくら返済していくのか決めましょう。ただしあまりに高い目標金額を設定してしまうと続きません。長期間になることを理解し、実現可能な金額にしておきましょう。
借金返済のためのお金をつくるには、まず支出を減らすことが重要です。ただし節約は行き過ぎると生活にゆとりがなくなってしまいますし、反動で余計にお金を使ってしまうことも多いです。無理のない範囲で支出を切り詰めていきましょう。
まず重要なのが、毎月必ず出ていく費用である固定費を見直すことです。中でも家賃は支出の中で大きな割合を占めています。言い換えれば見直す余地があるということです。現在の家賃が適正価格とは限りません。似たような条件で今より安い物件を見つけることができれば、住宅レベルを落とすことなく家賃を節約することができます。ただし、引っ越しは物件そのものだけではなく周辺環境にも気を配って行うことが大切です。移った先が気に入らずまた引越し、となれば費用がかかるばかりでかえって節約から遠のいてしまいます。
通信費も、現代では見落とすことができない費用です。まずはスマートフォンのプランを見直してみましょう。格安キャリアに変更すれば大きな節約効果が見込めます。家族全員がスマートフォンを持っているなら、更に効果大です。テレビの有料放送なども見直しポイントです。大好きでよく利用している、というのなら無理に止める必要はありませんが、あまり見ていないと言う場合は解約してしまいましょう。
変動費用で見直すべきは、食費と電気代です。外食の回数はできるだけ減らし、自炊するようにすれば食費を大きく節約することができます。電気代は必要ない電気をこまめに消す、という方法でも節約できますが、それよりも契約アンペア数を下げる方が効率的です。
収入アップのためにすべきこと
支出を減らすと同時に、収入を増やす方法がないか考えることも必要になります。
現在パートやアルバイトなどの非正規雇用で働いている人は、正社員を目指すことが1つの目標になるでしょう。収入が上るだけではなく、個人の信用力も上げることができます。そうすれば借り換えをする際に利息を減らせる可能性が高くなるのです。
より高い給料を得るために転職を考える人も多いですが、こればかりは一概に言えません。転職して収入を上げるよりも、会社に残って出世していく方がいい人もいるからです。
本業での収入アップに限界があるのであれば、ダブルワークや副業を行うことでお金を作るという方法もあります。このとき気を付けたいのが、初期費用がかかるものを選ばないと言うことです。リスクが高く、続かなければかかった費用の分無駄が生じることになります。あくまで借金返済のための副業だということを忘れないようにしましょう。初期費用がかからない副業としては、ブログライターやクラウドソーシングなどが挙げられます。どちらもパソコンさえあればどこでも仕事をすることができるので、空いた時間で効率よく作業することが可能です。都市部に住んでいるのであれば家事代行などを行うのもいいでしょう。
借金の返し方を考える
借金の返し方そのものを見直すことも重要になります。
有効だと言われているのが、繰上げ返済です。借金には利息が付いており、返済期間が長引けばそれだけ利息が増えて借金の総額は大きくなっていきます。そこで登場するのが繰り上げ返済です。完済までの日数を短くすることで利息を減らし、返済総額を減らすことを目的とします。繰り上げ返済は非常に有効な手段ですが、無理のない範囲で行うことが大前提となります。無理をして繰上げ返済をしたことで本来の返済に支障をきたしては意味がないからです。また無理をしたことで手元にお金がなくなってしまっては問題です。そのような状況で病気や怪我など急な出費が必要になれば、また借金せざるを得なくなってしまいます。
複数の消費者金融や銀行からお金を借りている場合は、おまとめローンを検討するのも有効です。おまとめローンは複数の借入先を1つにまとめてしまう方法で、多くの場合金利を下げて返済を楽にすることができます。返済先が1つになることで借金総額もはっきりしますし、月の返済日も1日だけにまとまります。返済スケジュールも立てやすくなるため、ぜひ検討してみましょう。
まとめ
借金返済は長期に渡ります。まずは自分が置かれている現状を正確に把握し、必要があれば周囲にサポートを求めましょう。その上で支出を減らし収入を増やす方法を模索していきます。借金の返し方について見直すことも有効です。全てを実行するのは難しいので、自分に合う方法、効果がありそうな方法を考えていきましょう。
努力したが自分の力だけではこれ以上難しい、という状況になったら、一度債務整理を検討してみましょう。借金返済を楽にできるかもしれません。