パチンコをやめることと借金問題の解決

パチンコ依存は社会問題になるくらいに深刻な問題です。パチンコをやめたくてもやめられない人がいるのは事実です。パチンコを適度に楽しむのはいいのですが、借金をしても続ける人が少なくありません。

そのまま続けてしまうと、借金が返せなくなるのは目に見えています。そこでここではパチンコをやめる方法と借金問題を解決する方法を解説していきます。

目次

パチンコをやめられない人が陥る罠

パチンコをやめられない理由に次に行けば勝てるかもしれないという希望があります。パチンコで絶対勝てないと思っている人はこのような希望を持つことはありません。

パチンコで勝てるかもしれないと考えて、ついついパチンコ屋に足を運ぶのです。そこで勝てば、次にまた行くということを繰り返します。この結果として、負けるまで通うということになります。勝てるかもしれないという甘い罠にはまり続ける限りは抜け出すことができません。他にも仲間がいるという罠があります。

パチンコが好きな同僚やパチンコ屋で知り合った人と話をしていると、パチンコの話になります。話をしているといつの間に行きたくなってしまう人は多いです。話が出なければ思い出さない快感を、話をすることで脳が勝手に思い出します。そうなってしまうと、足がパチンコ屋に向いてしまいます。

もう一つ罠があるとすれば、簡単にお金を増やしたいという欲望の罠です。一万円を倍に増やしたいと考えて、パチンコ屋に行く人は少なくないでしょう。倍になることはなく消えてしまうことの方が多いのに、増えるかもしれないという可能性に賭けてしまうのです。日常生活でお金が一日で倍に増えるということが少ないため、パチンコならその可能性があると思ってしまいます。しかし、簡単にパチンコで倍にすることができるのであれば、皆が通っているでしょう。これらのような罠にはまっていっる人はなかなかパチンコをやめることができません。

パチンコ屋へ行かないための方法

パチンコの罠にはまっている人は、パチンコ屋に行かないことから始めるといいでしょう。パチンコ屋に行かなくなれば、お金を減らすことが無くなります。そうなるためには、まずパチンコの情報を遮断することが大事です。

パチンコ好きな人と話をしないことや情報誌などを見ないことも大事です。情報が入ってこなければ、いつのまにか忘れることができます。また、仕事に打ち込んでパチンコに行く時間を無くすという方法も有効です。時間がなければいくら行きたくても行けないでしょう。仕事を遅くまでして、朝も早くから働くということができれば、パチンコへ行けなくなります。他には家族や仲間に宣言するという方法もあります。

パチンコ屋へ行かないと宣言して、ペナルティを作っておけば行きたくてもいけない雰囲気を作ることができるでしょう。家族はいつも一緒にいるわけですから、パチンコ屋に行けばすぐに分かってしまいます。ペナルティはできるだけ嫌なものを用意しておくと、ペナルティの危険を冒してまでパチンコ屋に行くことは少なくなるでしょう。

もう一つの方法としては、財布にお金を入れないことです。千円あればパチンコ屋に行ってしまうという人であれば、千円札すら持ち歩かないようにします。支払いを全てカードにしてしまえば、お金を持ち歩く必要がありません。どうしてもパチンコ屋へ行ってしまうというのであれば、強制的に行けない状況を作ることが大事です。

依存症だと認識したら

パチンコ依存症だと認識したら収支を付けることから始めるといいでしょう。パチンコ依存症の人は自分がどれだけ負けているかを認識していることが少ないです。負け額を見ることで自分の置かれた状況を客観的に直す機会になります。

パチンコをやめた方がいい理由が分かっていない人は数字を見ることで納得できる場合があります。また、依存症だと認識してもまだ続けようとするのであれば、強引にパチンコから離れることが重要です。特に借金があってもパチンコを続けている人は、先に借金を返すことを優先するようにします。

ただ、なかなかパチンコから離れられないという人には、強引に離れる方法があります。そのときに大事になってくるのが家族の協力です。家族が見守っていないと、パチンコに行ってしまう可能性があるからです。家族のためにも依存症から抜け出す必要があるので、家族一丸となって取り組みましょう。家族が手助けしてくれないというのであれば、依存症を抜け出すサポート機関を頼るのも一つの手です。

地域やNGO団体にはパチンコ依存症を抜け出す手助けをしてくれる団体があります。同じような苦しみを抜け出した人が手助けしてくれることがあるので、相談しやすい場所になっています。パチンコ依存症は自分だけでは抜け出すのが難しいかもしれません。そのため自分以外の人を頼ると、抜け出すきっかけをつかめる可能性は高いです。

パチンコで作った借金をどうするか

パチンコで借金を作った人は、その借金をどうするか考えてしまうでしょう。パチンコで勝って返そうと考えていた人でも額が大きくなると難しいと気づきます。真面目に働いて、生活費を節約して地道に返していくというのが一般的です。

金利が大きくなく、借金の額がそこまで大きくない場合はこの方法が一番いいかもしれません。生活を質素にして無駄な支払いを我慢すれば、時間はかかるかもしれませんが、借金を返すことができます。地道に返済しているのでブラックリストに載ったり、ローンを組めなくなるリスクは回避できます。住宅ローンを組んで家を買う予定などがある人は地道に返すことを考えた方がいいでしょう。

あまり大きな金額を借りていない時点でパチンコ依存症から抜け出せた人はこの方法がいいです。しかし、大きな金額をすでに借りてしまっていて、地道に返していたら何年かかるか分からないという人もいるでしょう。来月の支払いにも困ってしまうという人は、この解決方法では解決できない場合もあります。そこで債務整理という方法があるのです。

まとめ

借金問題が大きくなってしまって、解決できないというのであれば相談することから始める方が良いです。借金問題のプロに相談すると解決策をいくつか教えてもらえることがあります。その中で自分に合った解決方法を選べばいいのです。

実際に解決方法としてあるのが、任意整理という方法です。自己破産という言葉をよく聞きますが、基本的にパチンコなどのギャンブルによる借金の自己破産は認められないことが多いです。そこでギャンブルでも債務整理が可能な任意整理という方法が良いのです。任意整理は自己破産のように借金がなくなるわけではありませんが、支払い可能な形で無理のない返済計画に基づいて借金を返済することができます。

利息をカットして、引き直し計算をすることで月々の返済額が生活に支障がない程度になります。任意整理をする時の注意点としては、借りている業者との交渉は弁護士などのプロに任せる方がいいです。業者は貸金業のプロですので、素人が交渉を行ってもなかなか先に進まないことが多いからです。任意整理のもう一つのメリットは、家族に知られずに解決できる可能性が高い点でしょう。特にプロの任せてしまえば結果だけを知ることができますので、家族に秘密にしたまま借金問題の解決が可能です。

ただし、任意整理は生活を正常化することに役に立ちますが、また借金するのでは意味がありません。そのためパチンコ依存症から抜け出すことも重要になります。どちらが欠けても問題の解決にならないので、借金問題の解決と依存症を抜け出す努力は並行して行うことが大切です。

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