借金をしてしまう原因を考える重要性

借金をしてしまってもすぐに返済できればあまり問題にはなりませんが、あまりに多くの借金を抱えてしまって返済できなくなるケースもしばしばあります。最終的には債務整理をして解決するということになるのが一般的でしょう。

しかし、その後にまた借金を抱えてしまう人も少なくありません。借金をしてしまう原因についてよく考えて対策をするのが重要です。

借金をしてしまう原因は人それぞれ

借金をして苦労してしまう原因は人によってかなり違いがあるので、代表的な例を確認しておきましょう。

欲しいものがあるときに借金すれば買えると気軽に思って手を出してしまったのが運の尽きというのはよくあるパターンです。これだけであれば勤勉な人ならしっかりと働いて返済できることはよくあります。カードローンのように比較的用途の自由度が高いものの場合には年収に応じた限度額の設定を慎重に行っているので、返済しようという意識があって地道に取り組めるなら完済できるでしょう。

しかし、生活習慣がもともと怠惰でしっかりと働く気があまりないという場合には返済に使えるはずのお金をまた自分のために使ってしまって返済できない状況に陥ることになります。使用用途も多岐にわたりますが、ブランド品をコレクションするのが趣味だったり、ギャンブルから抜け出せなくなっていたり、アイドルの追っかけになっていたりという形で自分の楽しみのために使っているというのが一般的です。

この場合には自分の趣味にお金を費やすのをやめられない気持ちが強く、さらにそれに見合った形で働いて稼げないことが借金の原因になっています。

一方、必要不可欠と本人が考えている理由で借金をして苦労している場合もあります。親や子供が病気や怪我をしてしまって治療費が必要になってローンを組んだというのは典型的なパターンです。子供を公立学校に通わせるつもりが私立を希望してしまってお金の工面が必要になってローンを組むというのもしばしばあります。

また、盗難等の影響で財産を失ってしまい、一時的に生活費を工面するためにお金を借りるというケースもあるでしょう。このようなときにはお金を借りることに対する認識がしっかりとしているかどうかで借金苦に悩まされるかどうかが大きく異なります。

利息が付いていって返済が大変になるという程度のイメージしかない場合には到底返済できない金額を借りてしまって苦しむことになりがちです。しかし、いくらまでなら返していけるかといった計画性を持っている人の場合には無事に返済を終えられている傾向があります。この場合には借金に関する知識不足が大きな原因です。

この他にも人のためにお金を借りるというケースもあります。友人や親から仕事や趣味のためにお金が必要だから貸して欲しいと言われて断れずに善意で貸した結果、そのお金が予定通りに返ってこなくて返済が困難になってしまうというパターンです。この場合にはお金を貸す相手をよく吟味して断る勇気を出せなかったのが原因になります。

気をつけておきたい借金の知識不足

借金をする原因には様々なものがありますが、どの場合にも共通して問題になるのが借金に関する知識不足です。収入がある人なら比較的簡単にカードローンやキャッシングを利用できるようになった影響で、お金を借りると返すのには努力が必要だという認識が欠けている人が多くなっています。

返済計画を立てて無理のない借り入れをすることが必須ですが、そのために必要な準備を十分に行わないまま借りてしまっているケースが多いのです。毎月の収入額と生活する上で必要な支出額を考えて、その差額からどれだけ返済のために供出できるかをよく考えた上で借り入れの仕方を考えるのは必須になります。

その金額以上に毎月の返済額が大きいと生計を立てるのが難しくなるでしょう。また、返済額が低めのまま一定となる仕組みの場合には何年にもわたって支払いを続けなければなりません。トータルで返済しなければならない金額が大きくなるだけでなく、もし返済期間中に勤め先の会社が倒産して収入が途絶えるなどのトラブルが起こると返済が困難になるリスクがあります。

また、利息がだんだんと大きくなっていく原理を理解していなかったために、残債がなかなか減らなくて悩むケースも少なくありません。基本的には少額の借り入れの方が金利が高いのでいつまでも残債が減らないということはよくあります。

そこで繰り上げ返済について知っていればすぐに返せたのに、その知識がなくていつまでも返済を続けなければならなくなる人もいます。知識不足は借金を返しにくくする原因になるため、十分に知識を付けた上で借りることが必須です。

原因がわかれば対策は可能

自分が借金をしてしまう原因を究明すれば対策を立てることは難しくはありません。既に借金をしてかなりの苦労をしている人はそのきっかけが何で、借金を大きくしてしまう過程で何が起こっていたのかを見返してみるとだんだんと原因がわかってきます。

そもそも知識不足が原因だったなら、カードローンやキャッシングなどの仕組みについて勉強すれば十分です。しかし、知識があってもやはり借り過ぎてしまうという場合には心構えから正していかないとなかなか借金に悩まされる生活から脱却することはできません。とにかく欲しいものがあって、今持っているお金では買えないから借りてしまうというときには自制心をどれだけ持てるかが勝負どころです。

きちんと返済額や返済期間を計算して十分に返済できると判断してから借りられるのであれば問題はないでしょう。それができないという場合にはローンは一切使わないという判断をせざるを得ません。働く気力がない、節約して返済しようとする気持ちが持てないという場合にも基本的には借金をするのは危険です。

一方、他人のために断りきれずに借りてしまうという場合には友人関係や親戚関係を見直すだけでも十分でしょう。お金を貸せるほど信頼できる人かどうかを予め考えておき、もしお金の貸し借りに関する話が来たときにはすぐにどちらかで判断をしてしまえば失敗は少なくなります。本当に必要なときに借りて失敗してしまうという場合には借りるときに専門家に相談するのが安全策です。

知識を持っていても借りても安心な範囲を見極められないことはあります。そのときには専門家に相談してアドバイスをもらえば大きな問題は起こらずに済むでしょう。

債務整理のときには原因と対策を重視

もう既に借金を抱えてしまっているという場合には返済を試みるのがまず大切です。それがままならないときには債務整理をすることが重要になります。専門家に相談すれば適切な対応を考えてくれるのでまずは相談してみましょう。

債務整理を実行して借金から開放されようという考え方で相談するのではなく、自分が借金をしてしまう原因は何かを相談し、具体的な対策についても提案してもらっておくことが大切です。それを実践していければ再び借金に悩まされることはなくなるでしょう。

まとめ

借金を抱え込んでしまう人は何らかの原因を抱えていますが、その詳細は個々に異なります。知識不足によって借金の返済計画をきちんと立てられないのが原因のこともよくあるのは確かです。

しかし、個々の原因を理解して具体的な対策を立てなければたとえ債務整理をしても再度同じように借金を抱えてしまうリスクがあります。債務整理で借金を解決するときには専門家に相談して、どのような原因が考えられて対策として何ができるかを詳しく相談してみるのが大切です。