サラリーマンが借金を返すために副業をする方法

サラリーマンが借金をしているときには月収だけでは返すのが難しい状況に陥っていることがよくあります。新しく収入源を作って返済を進めていくのが合理的な考え方の一つです。サラリーマンは副業をすることができるのでしょうか。副業の選び方と注意点について理解して、どのような形で借金返済を行えるかを考えてみましょう。

目次

サラリーマンが副業するときの注意点

サラリーマンが副業で借金を返せるようにしようと考えたときにまず大前提となる注意点があります。多くの職場では就業規則が定められていて、副業について許可が必要か、原則として禁止されているのが実情です。公務員の場合には副業が禁止となっていますが、それに準じている企業が多くなっています。

企業としては社員に本業に集中してもらうのが重要で、アフター5や休日は休憩をしたりプライベートを楽しんだりして英気を養ってもらいたいのが本音です。その時間を他の仕事に使われてしまって疲労困憊で本業に来られたのでは元も子もないため、副業を禁止またはやむを得ない事情がない限りできないといった形にしていることがよくあります。

まずは規定を確認して自由に副業ができるか、申請さえすればできるという状況にあるかを確認しましょう。事前手続きが必要なときには審査がある現場もあります。早めに申請書を出して副業ができる状況になっておくのが大切です。

また、自分の余力との相談も必要になります。副業を始めたことによって体力的にも気力的にも負担が生じるのは明らかなので、それが原因で本業に支障が生じるようであればやめておいた方が無難です。本業の方で減給や解雇となってしまっては借金の返済はますます困難になります。十分に余力があるかどうかを自問自答してから副業を始めるようにしましょう。

アルバイトなら休日か夜間

副業として典型的なのがアルバイトです。平日の昼間は働いているサラリーマンの場合に重要なのが休日や夜間だけで働けるアルバイトで、かつサラリーマンの身分でも従事できる規定になっているものを探し出すことです。

土日のみの仕事や夜間のみの仕事はしばしばありますが、人気も高くなっているので競争率は決して低くありません。平日の昼間にアルバイトをするのに比べると時給が高めで、学生からも注目されることが多くなっているのが原因です。居酒屋などの夜間のフロアスタッフやキッチンスタッフ、24時間営業のコンビニやドラッグストアなどではしばしば求人があって特にスキルがなくてもできるでしょう。

時給はあまり高くはないですが、地道に働いていれば昇給もあるので長期的に見れば有用な選択肢です。コールセンター業務も土日や夜間対応のサービスは多くなっています。介護業界でも少しスキルを磨けば訪問介護で土日対応をするスタッフの需要があります。この他にも夜間の方が良い場合には運転代行やパチンコ店のスタッフ、ビルやマンションなどの警備スタッフなどが比較的募集のあるアルバイトです。

一方、在宅ワークのアルバイトを探すのも良い方法で、データ入力や商品モニター、試作品のテスターなどは競争率が高いですが、当選できれば着実に稼ぐことができます。あるいは単発のアルバイトを探すのも効果的で、引っ越しやイベントスタッフは日給で1万円近く稼げることで有名です。このような選択肢の中から自分にできそうなものを選んで応募してみましょう。

採用されるまでに1ヶ月程度かかってしまうこともあるので、早めに行動を起こすのが大切です。雇用側としてはサラリーマンよりも無職の人の方が十分な勤務日数や勤務時間で働いてくれるので良いと判断することがよくあります。採用してもらうのは難しい可能性が高いと覚悟して、面接の結果を待たずにできるだけ多くの候補に応募し、採用されたもので速やかに決定して働き始めるという方針を持った方が無難です。

インターネットを使って地道に稼ぐのもあり

もう少し気軽に少しずつ稼ぐ方法としてインターネットを使う方法があります。借金を一気に返せるほどの収入を得るのは難しいですが、ポイントサイトを利用して毎日コツコツと稼いでいると月間では数千円から数万円にもなることがあります。

バナークリックやミニゲームのプレー、データ入力やアンケートへの回答などの簡単な作業をするだけで数円ずつでも稼げるのが特徴です。もう少しスキルがあるならクラウドソーシングを使うとさらに稼げます。文章作成やイラスト作成、プログラミングといったものが代表的で、高いレベルのスキルがあるほど高単価の案件を請け負うことが可能です。高度なIT系のスキルがある場合には副業でも毎月十万円以上稼いでいる人もいます。

別の方法としてアフィリエイトも活用できるでしょう。ブログやSNSなどを使って商品紹介をするだけの作業ですが、うまくコピーライティングをするスキルがあれば当面はかなりの収入が入る可能性があります。この他にもオークションサイトを使って転売で稼ぐなど、インターネットを使う方法には様々なものがあるので検討してみましょう。

ほとんどの仕事は時間を問わずに行うことができます。自分なりに働きやすい時間帯を探したり、会社への往復中の隙間時間を使ったりして地道に稼げるのが魅力です。一日のスケジュールを見直してみて、どの時間なら副業に使えるかを考え、その時間にできる仕事があるかを確認した上で始めると良いでしょう。

投資で稼ぐという方法は可能か

サラリーマンが副業を許可されていないときでも借金を返せる程度に稼げる可能性がある方法があります。投資は副業としてみなされないのが原則になっているので、サラリーマンでも行うことが可能です。

ただし、原資が必要になるので資産的な余力がないとあまり稼げないのは事実です。株式投資のように短期的に稼げる可能性があるものに着目して予算を少し確保しておくということは可能ですが、失敗すると大損するリスクがあります。借金を抱えていると信用取引をすることもできない場合が多いので、レバレッジをかけにくいという問題点もあるのは確かです。現実的にはあまり望ましくはない選択肢だと考えた方が妥当です。

副業が難しいときにはどうするか

サラリーマンが副業するのは難しいという場合がよくあります。それでも借金を返済するのがどうしても難しいというときには債務整理を試みるのが賢明です。債務整理を行えば借金の一部を免除してもらえる場合もあり、通常は任意整理や個人再生が可能かどうかを考えることから始めます。

自己破産という選択肢を選ばなくても大丈夫かもしれないので、まずは専門家に相談してみましょう。債務整理の専門家に相談してみると、その前にまだできることを提案してもらえることもあります。借金で悩んでいるときには少しでも助言をもらえるように話を持ちかけてみるのが大切です。

まとめ

サラリーマンは借金を返すためには月収では足りず、収入を増やす目的で副業をしようと考えることがあります。副業の許可が得られる職場かどうかと、自分に余力があるのかを確認した上で仕事を探すのが大切です。

夜間や休日のみのアルバイトを探すか、インターネットを使って稼ぐのが代表的な候補になります。副業が難しいときに投資を選択肢にもできますが、原資が少なくて利益を得にくいことに加え、お金を失う可能性もあるので避けておいた方が無難です。

副業が難しくてやはり返済に困ったというときには債務整理を念頭に置いて専門家に相談してみましょう。副業をするよりも健全な形で対処できる可能性もあります。

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