【借金返済できない】多発する夜逃げの実態と回避するための方法
消費者金融業者やクレジットカード会社からの多額な借金が発端となり、返済困難や多重債務に陥る人は多くいます。そんな人の中には、夜逃げをして借金返済を免れようとする人もいるのです。借金返済から逃れることを目的として行う夜逃げですが、一時的には督促を回避することはできますが、根本的解決とは程遠いと言わざるを得ません。その詳細について見てみましょう。
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回避しなければならない夜逃げ
借金をしたことがきっかけとなり、その返済に苦慮し、結果的に夜逃げすることになるという人は多いのではないでしょうか。夜逃げと聞けば、大多数の人があまり良いイメージを持つことはありません。どちらかといえば是が非でも回避しなければならないともいえるでしょう。そもそも、夜逃げをしても結果として良い方向に転がることは皆無ともいえるかもしれません。一時的には、消費者金融業者やクレジットカード会社などの債権者からの厳しい督促からは逃れることができるかもしれませんが、それは、根本的な解決とは程遠いものと言わざるを得ません。
夜逃げは許されない!!
いかなる理由があったとしても、夜逃げを正当化することはできません。その行為によって困る人は実に多岐にわたります。ほとんどの夜逃げのケースでは、賃貸アパートや賃貸マンションなどの賃貸住宅を舞台にして行われることになりますので、大家さんにとっても大損害になります。更には管理する不動産会社や電力会社などにとっても、多大な迷惑がかかることになるでしょう。
むろん、消費者金融業者やクレジットカード会社などの債権者にとってみれば、恩を仇で返されたようなものです。仮に厳しい督促行為があったとしても、夜逃げは決して許される行為ではありません。信用や信頼の関係は全くなくなることはもとより、ブラックとして信用情報機関にも登録されることになってしまうのです。
そもそも夜逃げを防ぐためには
夜逃げすることになってしまうのは、借金の返済ができなくなってしまったことなどが原因となるケースが多いことは容易に想像できるのではないでしょうか。テレビドラマなどでも面白おかしく夜逃げをテーマにした番組などが人気を集めるなどしています。
借金返済に困るきっかけとなる夜逃げを回避する方法を考えることが、何よりも前向きなことといえるのかもしれません。そもそも、借金が増えてしまうのは、消費者金融業者やクレジットカード会社に申し込みをするからです。生活費や遊興費、冠婚葬祭費などとその使い道については、借りる人の自由であることはいうまでもありません。しかしながら、借入する際には、返済までを念頭に置かなければならないことも事実です。むやみやたらに借入をすることになれば、借金の総額が膨れ上がるこになり、やがて返済困難に陥ることになるのではないでしょうか。
積極的に相談することも重要
消費者金融業者やクレジットカード会社、銀行などの金融機関から借金をすることは決して悪いことではありませんが、あくまでも、計画的に借りることが重要なことはいうまでもないでしょう。確かに計画的に借入をしたとしても、失業や入院などによって、生活ができなくなるという事態に陥ることも決してなくはありません。そのような際には、自らの判断で早めに策を講じることが必要といえるのではないでしょうか。
借金を返済するためには、その原資が重要なことはいうまでもありません。給料や年金、仕送りなど人によっても原資は異なります。もし、給料を原資とするならば、勤務先の倒産やリストラ、残業代カットなどに直面することも考えられます。そのような時には、借金の返済に苦慮することが予測されますので、自ら積極的に債権者に申し出ることも必要です。毎月の支払額を減免してもらったり、支払期日を延長してもらったりなどの相談を持ち掛けてみるのも重要な手段です。もちろん、担当者によっては受け入れてくれないこともあるかもしれませんが、相談する姿勢を見せることが大切といえます。
法律の専門家の力を借りることも
「何もかも捨てて現実から逃れたい」という気持ちが、夜逃げをする時の、そもそもの考え方なのかもしれません。先述した通り、自ら各債権者に相談を持ち掛けるというのも有効な手段ですが、それでも解決には至らないというケースも決して少なくはないでしょう。
借金返済が困難になった時には、早めに弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談してみるのも良い方法といえるのではないでしょうか。弁護士や司法書士に相談するメリットについては、実に多岐にわたります。債権者との難しい交渉や和解の締結などの一連の取り組みを全て本人に代わって行います。加えて、原則として債権者からの直接のアプローチもなくなるため、安心して生活することができます。
借金返済に行き詰まった時の対処法
多重債務や返済困難を理由に夜逃げをする人が後を絶たない現実があります。消費者金融業者やクレジットカード会社などから借金をする際には、返済計画をしっかりと立てることが重要なことはいうまでもありませんが、失業や入院などの不測の事態が起こることもあり得ます。
返済に行き詰まってしまった際には、弁護士や司法書士などに相談するのも良い方法の一つです。